2024 2/28
Light program
多様な実例から学ぶ、コンテンツで挑む社内浸透
荻野 史暁 コンテンツストラテジスト
社内浸透に「コンテンツづくりのノウハウ」を活用していくことをテーマとした本プログラム。社内浸透施策に多く携わってきた講師の荻野と聞き手の古市が、実例を元にしたケーススタディや試作アイデアを通して、効果的な手法・考え方を自身の経験を元にお話ししました。多くの方が直面する「社員に行動指針を伝えても、なかなか行動してくれない」という課題に対しては「行動に至るまでのプロセスを、いくつかの段階に分けて考えるのが大切」と解説。相手目線に立って考えること・相手を巻き込みながら一緒にゴールを目指していくことの重要性をお伝えしました。参加者の方からは「社内浸透という苦しいプロセスが、やってみたくなるわくわくしたプロセスに見方が変わったのがよかった」といった声もいただきました。
参加者の声
これまで社内浸透は読まない・見ない社員のせいだと捉えてしまっていました。今回、相手に寄り添い段階的に伝えるというマーケティング的な考え方を知り、目から鱗でした。非常に勉強になりました。
地道にコンテンツを作っていると「これで合っているのか?」とふと疑問になり、一足飛びな何かを期待してしまうことがあるのですが、やはり目的や対象を定めてスモールステップで進めることが必要なのだと再認識でき、自信になりました。
自分たちができていなかった部分が明確になりました。表現がわかりやすく、ぜひ実践したいと思います。
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2023 12/13
Light program
企業コミュニケーションを次のステップへ 基本からはじめる動画コンテンツ活用
峰 槙吾 映像プロデューサー
私たちの生活の身近なものとなった動画コンテンツ。本プログラムでは、動画をビジネスで活用するために知っておきたい、動画がもつ強み、企画方法、実制作でのポイントなどを共有しました。スピーカーの峰は「動画制作では、視聴者の状況や感情を理解しそのニーズに寄り添った内容を提供することが重要」「制作手法や表現はあくまで手段」と話しました。また、企業側の担当者と制作パートナーがワンチームとなって同じ目標に向かう、共創の姿勢の大切さにも触れました。質疑応答では、企画の磨き方や予算の考え方など、制作フェーズでぶつかるお悩みにこたえる場面もあり、動画活用の基礎から具体的な制作のコツまで、幅広く学べる回となりました。
参加者の声
順序立てた話の内容で非常にわかりやすかったです。目的に戻る考え方や言語化を通じて企画を磨くなど、今後意識して実践させていただきます。ありがとうございました。
印象的だったのは、『「制作会社さんがプロなので、すべてお任せします」も無しではないが、提案を受ける際に「果たしてこれで良いのか」の判断基準がないと困るので、社内でまずは動画の役割や目的を整理しておくことが大事』という点です。依頼する側も能動的になるのではなく、しっかりコミットしていく必要性を感じました。
企業担当者側と制作側、両方の観点で大変勉強になる内容でした。普段、わかりやすさを重視することが多いのですが、動画の強みである「情緒性」のお話が新鮮でした。まとめの「目的・役割整理が重要である」という言葉は、非常に心に響きました..。
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2023 10/25
Regular program
ビジネスにインクルーシブの観点を 明日からはじめる、多様性時代のデザイン
中安 晶 サービスデザイナー/インクルーシブデザイナー
「デザイナーはユーザーのもつ課題の解決にあたるけれど、その完全な当事者にはなれない。十分な理解や洞察に基づいていないと、誤った解決策を押し付ける可能性がある。」このような自覚を大事にしてデザインに取り組むスピーカーの中安から、普段担当しているプロジェクトに「インクルーシブな観点」を取り入れる方法、周囲を巻き込むためのコミュニケーションのヒントについてお話ししました。具体的な方法として、コンセントで開発しているチームメンバーのバイアスに気づくためのグループワークキット(Diversity Warming Up Tool)、インクルーシブな視点でプロジェクトを評価するチェックリスト(Inclusive Service Checklist)をご紹介。また、最初から完璧を目指すのではなく、常に改善し続けること、こぼれ落ちている視点がないか、常に想像を尽くすという姿勢が重要なのだとお伝えしました。ご紹介したツールキットは、後日公開予定です。株式会社コンセント コーポレートサイトにてご案内いたします。
グラフィックレコーディング
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参加者の声
インクルーシブデザインの限界や特権性を踏まえて丁寧に論が進められており、非常に勉強になりました。個人的に最近、「配慮・考慮」という言葉が、包括のニュアンスではなく「特別扱い」という印象をつくってしまっているのではないかと思います。これからのインクルージョンの形について考えるきっかけになりました。
実例を上げて話してくださったのでとても分かりやすく、特に最後のマインドセットはとても自分にひびきました。とても楽しかったです。
これまで、一般的に定義されている「インクルージョン」がなかなか腑に落ちなかったり、疑問を抱いていた部分がありました。今回のプログラムを通して、少しだけインクルージョンについて理解できた気がします。
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2023 8/30
Light program
著作権侵害をしない、されないために。クリエイティブの現場で出あう「法律」との向き合い方
小稲 貴明 法務チーム チームマネージャー
山本 泰子 サービスデザイナー/インクルーシブデザイナー
クリエイティブの現場に潜む著作権侵害などの法律問題に「自分ごととして向き合う」ことを目的とした本プログラム。クイズの出題やケーススタディの紹介を通して、参加者の皆さまとコミュニケーションを取りながら和やかにお届けしました。講師は、コンセントの法務担当と多くのプロジェクト推進をしてきたデザイナー。プログラム中に寄せられた質問に、それぞれの立場と経験から培った考えをたっぷりお伝えしました。法律を単に守るべき「ルール」と捉えたり、専門家に任せるだけにせず、ビジネス観点や倫理的判断も取り入れて自分視点で考えることの大切さに気づける回となりました。
グラフィックレコーディング
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参加者の声
貴重なお話ありがとうございました!私のような個人で仕事をしている人間にとって、なかなか相談できる機会がないので、情報収集や知見を広げる機会として、いつも重宝させていただいてます。今回のお話も少し考えの軸に厚みが出ました。ありがとうございます。また興味のあるセミナーに参加させていただきます。
法務の立場で考える研修プログラムとは違い切り口で新鮮でした。スピーカーは法務とデザイナー両方いたことがよかったと思います。
みなさん明るく堅苦しい内容を堅苦しくなく講義されているところが良かったです。
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2023 6/28
Bold program
大企業のWebガバナンス、次の一手を探る ーウェブサイト統括・運営の先にある課題解決に向けてー
ゲストスピーカー|藤乗 康雄氏 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
山中 健一 株式会社コンセント インフォメーションアーキテクト/株式会社シックスタント 代表取締役
笹原 舞 プロデューサー/プロジェクトマネージャー
企業のウェブサイト群を統括・運営・活用する際の要となる「Webガバナンス」について、基礎知識から課題解決のヒントまで幅広くお伝えした本プログラム。前半はWebガバナンスの変遷を振り返りつつ、今のWebガバナンスで重要となるポイントを「企業姿勢の反映」と「資産やコンテンツの共用」であると解説。それが企業への信頼醸成や業務効率化につながるとお伝えしました。後半はWebガバナンスの重要性を組織へ浸透させるための策について、ゲストスピーカーの藤乗康雄氏とともに鼎談形式で議論。スピーカーそれぞれの経験から得た気づきなどを共有しました。参加者からは「そもそもWebガバナンスとは…という振り返りや、具体的なエピソードを交えてお話いただけたため、とても参考になりました」といった声をいただきました。
グラフィックレコーディング
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参加者の声
自分が同じように思っていることでも、目の前のことに必死で忘れてしまっていたりするので、 今日参加したことで、視点の高さを戻していただいた感覚でした。 ガバナンスを効かせる対象の方々に、ルールづくりに一緒に参加してもらうことがマストであると繰り返されていたのが、印象的でした。
ゲストトークで、外部パートナーとインハウスの2つの目線でお話が聞くことができ、社内の課題感や解決策に自信が持てた。また、今後の進め方の参考になった。
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2023 4/26
Regular program
愛されるブランドになる方法 ーブランド価値を定義するための知識とプロセスー
中野 文俊 クリエイティブディレクター
本プログラムは、ブランドという概念の成り立ちや最近の動向など基礎知識から、ブランド構築の考え方まで体系的に紹介しました。愛されるブランドへの道として「認知→共感→信頼」の道筋を提示し、その道筋を通して一貫性のあるブランディングをすることで、ブランド価値が浸透すると説明。一貫性あるブランドの骨格となる「ブランドアイデンティティ」は、理念/行動/知覚価値の3層構造からなり、検討の際は組織/顧客/社会の3つの視点でとらえる、という手法を解説しました。聞き手を務めた高石(サービスデザイナー/アートディレクター)も携わった事例を挙げながら、具体的にそれぞれのブランドアイデンティティをどのように策定していったのかを紹介。策定のプロセス自体が社内にブランド価値を浸透させる機会となることもお伝えしました。
グラフィックレコーディング
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参加者の声
話の要点が的確にまとめられており、本当に聴きやすく、わかりやすいお話でした。理論から事例への展開がスムーズに理解することができ、自分にもできるかもしれないと勇気が湧きました。参加して本当によかったです。ありがとうございました!
ブランディングがより立体的に感じられるような知識アップデートができました。会う回数が多いと相手を好きになっちゃうよねとか、ユーザーを待ち伏せするとか、言葉のパンチラインに打たれました!
「愛され成分」などわかりやすい表現が多く、自分自身の理解を含める上でも、今後誰かに伝える際にも使える情報が多かった。事例も単なるアウトプットの話ではなく、思考の追体験ができる構成になっていてとても良かった。
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2023 3/22
Regular program
コンテンツ戦略の第一歩 ー理解・納得・共感を生む体験のデザインー
小山 純 コンテンツストラテジスト
企業のコミュニケーション活動に欠かせないコンテンツを戦略的に開発・活用する手法「コンテンツストラテジー(コンテンツ戦略)」についてお伝えしました。冒頭では、コンテンツストラテジーの定義や基本フローといった基礎知識を説明。その上で2つのプロジェクト事例をもとに、戦略検討の流れやアウトプットのポイントを具体的に解説しました。ユーザー体験とコンテンツ体験を対で捉える考えやコンテンツの発展的な活用法まで触れた内容は、参加者の皆さんから多くの納得と共感をいただけた様子で「コンテンツがもつ力の可能性を感じた」との声も寄せられました。
参加者の声
コンテンツ戦略の第一歩としてどのようなフェーズから取り組めばよいか、ケースに応じどこから手を付けるかという視点を提供いただけた点が良かったと思います。
コンテンツ体験とユーザー体験を対で考える。という言葉や、コンテンツ戦略のフローがとてもわかりやすく、事例で具体的に説明いただくことで前半部分の内容の理解がさらに深まりました。「コンテンツ=ものや形そのものでなく、コミュニケーションをつくる手段」なのだということを忘れず、教えていただいたことを活用しながら効果的な体験を設計できるようになりたいです!
講義やそのスタイルも、質問の取り上げ方もすごくわかりやすくて勉強になりました。
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2023 2/22
Regular program
撮影ディレクション基本と実践 ー心揺さぶるビジュアル開発の現場ー
ゲストスピーカー|田村 昌裕氏 フォトグラファー
鹿児島 藍 コミュニケーションデザイナー・アートディレクター
コンセントで実践した撮影プロジェクトを振り返りながら、エモーショナルなクリエイティブをつくる現場のナレッジをお話ししました。方針の決定から撮影前の準備、当日の役割分担など、それぞれの場面でのポイントを具体的に解説。特に多くの人が課題を感じるチーム内のコミュニケーションについては、互いの立場を越えて信頼関係を築く大切さを語りました。フォトグラファー田村昌裕氏をゲストに迎えてより一層和やかな雰囲気だったこともあり、参加者の皆さまから質問も多く寄せられました。一つひとつ丁寧に回答する田村氏と鹿児島の姿勢から、クリエイティブに向き合うふたりの熱意をお届けできたと思います。
参加者の声
企画の段階からプロジェクト遂行に至るまで目に見える形のコミュニケーションの大切さを実感する時間でした。撮影に限らずさまざまなプロジェクトで参考になる言葉ばかりで大変勉強になりました。
実際の事例で紹介いただいたので、具体的で大変参考になりました。 また、場の雰囲気も楽しく画面から皆さまのチーム感が伝わってきました。クリエイティブの現場って良いな!と再認識できました。
コミュニケーションの重要性はもちろん、事前の準備、共通意識を持てるようにすり合わせを重ねることが重要であることを改めて考えさせられました。 これからはハプニングも楽しめるようにしていきたいです。
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2023 1/25
Light program
多様性の時代を生きる、私たちのデザイン ーインクルーシブデザインとサービスデザインを語るー
小山田 那由他 サービスデザイナー/コンテンツデザイナー
佐々木 未来也 サービスデザイナー/UX/UIデザイナー
佐野 実生 サービスデザイナー/インクルーシブデザイナー
インクルーシブサービスデザインを実践する小山田、佐々木、佐野による、ディスカッション形式で開催したプログラム。コンセントが考える「インクルーシブサービスデザイン」の定義について紹介したあと、プロジェクトや組織の中での始め方、具体的な実践プロセス、取り組む上でのマインドセットについて、寄せられた質問にもお答えしながら議論しました。議論は、デザインの実践によって得られる価値について認識を合わせることの大切さ、自身のバイアスを自覚する重要性、多様な他者と関わるデザイナーとしての姿勢、ビジネスの中での判断軸など、さまざまな話題へと発展。思わず吸い込まれるように聴いていたという声も寄せられました。最後はスピーカーから「インクルーシブサービスデザインは終わりのない活動であり、移り変わる多様性を常に考え続けていくもの。こうしたイベントをきっかけに、興味を持った方と一緒に試行錯誤で取り組んでいきたい」とメッセージを投げかけて締めくくりました。
参加者の声
サービスデザインと同様ですが、事業会社の中で取り入れることが難しそう(大変そう)だなと改めて感じました。ただ、小さなプロジェクトから、あえて「インクルーシブデザイン」という言葉に頼らずにできることがないかを考えてみたいと思えました。
インクルーシブデザイン、サービスデザインに対して抱いていた多様性の捉え方へのもやもやを言語化していただきました。
スピーカーのみなさんの正直な思いや考えも含め、実践から学ばれてきたことをシェアしていただいたと感じます。組織や機会は違えど、地味に諦めずに取り組み続ける同士の存在を感じられた気がして励まされました。
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2022 12/14
Regular program
デザイン組織のチームマネジメント実践 -組織と人がともに成長できる環境づくり-
黒坂 晋 UX/UIデザイナー
コンセントの User Experience Design Group のマネージャーとして、デザイナーやエンジニアなど20名近くのメンバーを束ねる黒坂が登壇。まず自社の人材育成や評価といった組織制度について説明した上で、自身や組織で取り組んでいるチームマネジメントの方法と実践例を紹介しました。専門性が異なるメンバーを適切に評価するための目標設計や考え方、目標達成に向けて個人の主体的な行動を引き出す方法など、一般的なフレームワークを元に試行錯誤し自社なりに昇華させた実践例を共有。多様な組織の形がある中で、自分たちならどう最適化できるか?参加した皆さんのヒントとなれば幸いです。
参加者の声
目標管理を仕組みとして使っているが、個々の目標と進捗をオープンにしてお互いが組んで進められるきっかけづくりは是非やってみようと思った。
B=MATのフレームや実装と改善を繰り返す、デザイナー的アプローチは勉強になります。
きめ細やかな目標管理の重要性を改めて感じました。オンライン上のコミュニケーション活性化のための工夫も参考になりました。
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2022 11/30
Regular program
ビジョンデザイン入門 -プロジェクトを駆動させる共感のプロセス-
佐々木 未来也 サービスデザイナー/UX/UIデザイナー
活気ある組織やチームビルディングのための「ビジョンデザイン」をテーマにした本プログラム。ビジョンが必要とされる社会背景や定義について参加者と目線合わせをした後、ビジョンデザインの具体的な効果と取り組み内容へ話を展開しました。特に参加者が関心を寄せたのは、ビジョン策定のプロセスで意見の拡散から収束へ向かう際の、関係者間での合意形成について。登壇者の佐々木、聞き手の川原田ともにビジョンデザインプロジェクトの実践者であることから、具体的な方法やポイントなど、互いの経験値や勘所を交えながら多角的に意見交換を行いました。
参加者の声
今回のプログラムでいうところのビジョンとは何か、というような前提の定義づけからしっかり話してくださったのが、理解しやすくありがたかったです。また、ビジョン形成のための進め方についてお話されていた部分で、決まった型のようなものはあまりなく個社ごと・ケースごとで異なるといったお話を聞けたのもよかったです。
ブランディングにあたりビジョン・ミッション・パーパスの整理も予定しているのですが、進め方やアウトプットまたそこにかける時間について素人ながら検討している傍ら、社内へ納得感を持った説明に苦労をしています。今日のセミナーでは自分が検討してきたことが間違ってなかったことが確認でき、またわかりやすい説明と柔らかな発想からエールをもらった気持ちです。
質疑応答の部分が、リアルで非常に参考になった。特に、収束させていく過程をうまくまとめていくには、ファシリテーター自身が面白いと思った軸を大事にして、積極的に議論の中でぶつけていくと議論が進みやすくなるという話が参考になった。また、最大公約数的な結論になるのを避けるには、巻き込むメンバーの順番も重要という話が非常に実践的で納得感があった。
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2022 10/26
Regular program
ビジネスに生かせるVR映像のつくり方
渡邊 徹 クリエイティブディレクター
数々のVR映像体験を企画・撮影・制作してきた渡邊が登壇。VRの原理や機材などの基礎知識からビジネスでの活用法といった応用知識まで幅広くお伝えしました。渡邊は、2D映像と比較して没入感を演出できるVR映像を「(映像の内容を)自分ごと化できる体験コンテンツ」と表現。その効果を存分に発揮させるためには体験設計が重要と解き、視聴者自身の役割や場面設定を認知させた上でコミュニケーションを取る手法について、具体例を挙げて解説しました。最後に、すぐに使えるビジネスへの活用法としてサービスや商業施設等の利用体験のプロトタイプへの導入を提案しました。参加者からは、「講師の方の豊富な経験を元にした具体的な事例・エピソードをお話いただけたので、理解が進みました」といった声が寄せられました。
参加者の声
VRの体験設計を例を挙げられながら説明をされていて大変ためになりました。
VR映像の効果的な見せ方(一人称のスケール感を把握させた上で映像を進める、映像内で注目する対象について視聴者に主体的な選択を迫る、等)について関心が深まりました。今後VR映像を体験する際はそのような製作側の意図を意識し、自社コンテンツに取り入れていこうと思いました。また、視聴者をひきつけることに関して、従来の2D映像よりもVR映像の方が制作ハードルが低いというのは意外でした。
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2022 9/28
Bold program
DXとデザイン思考 -実践にみる、DX推進におけるデザインの有用性と可能性-
家内 信好 デジタルプロダクトディレクター/ビジネスデザイナー
加川 大志郎 プロデューサー/プロジェクトマネージャー
数々のDX推進プロジェクトに携わり、ビジョン策定やシステム開発・導入支援などの経験が豊富な家内、加川が登壇。前半では、DXの目的を「企業文化・風土の変革」と紐解き、デザインのアプローチが有効な顧客体験を踏まえた指針の策定や、組織内で啓発・浸透させるコミュニケーションプランの必要性を解説しました。後半では、実践的なデザインのアプローチをご紹介。継続的なシステム改善を前提としたプロジェクト計画、各事業部やベンダー企業をつなぐ人材の必要性、組織横断でデータを活用する仕組みについてお話ししました。参加者からは「DXの本質はツールやシステムの導入ではなく、ツールを介したコミュニケーションデザインという考えが非常に納得感があり、勉強になりました」といった声が寄せられました。
参加者の声
DXは、業務改革のためのICT化を推進するのではなく、顧客を中心に商品・サービスをデジタルを含めどのように提供していくか、カスタマージャーニーを検討・実践していくものと考えていましたが、そこにサービスブループリントのような組織文化も考慮した組織開発を含む、よりダイナミックな構造革新も検討する必要があること、そこにどのような工程・社内手引き等が必要なのかを知ることができたと思います。
DX推進のための前段階の変革を外部からどう働きかけるか、もう少し詳しく聞きたかったです。最も壁が高いのはそこだと思っているので、具体的な働きかけの方法などあれば、別プログラムで聞いてみたいです。
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2022 8/31
Light program
これからはじめるサービスデザイン
長谷川 敦士 株式会社コンセント 代表取締役社長
コンセントの代表取締役社長であり『This is Service Design Doing サービスデザインの実践』の監訳者でもある長谷川が登壇。PART1「サービスデザインとは何か」では、サービスデザインそのものの概念や、なぜこれからの時代にサービスデザインが必要となるのかを解説しました。PART2「サービスデザインへの取り組み方」では、コンセントで取り組んでいるサービスデザイン導入のアプローチを紹介しつつ、実践に向けて大切になるポイントを紹介しました。特に参加者からはアブダクションとデザイン思考に関する話題が印象的だったという感想が多く寄せられました。中には「デザイナーとして勇気づけられた」という声もあり、デザインを実践する人の背中を押すようなプログラムとなりました。
参加者の声
私は一方的に聞く形式の講義が非常に苦手なのですが、伝え方も上手で尚且つ様々な気づきがあり、とても有益な時間でした。2hがとても楽しく一瞬で過ぎました。
サービスデザインとはどんなことか、非常にわかりやすい解説でした。キーワードとしては、聞いたことや知っているものもありますが、それがどういう文脈の上での考えなのか、どういう解釈で使用されていくものなのか、がとても良く理解できました。今後、個別の題目を自ら掘っていけそうな基本を学べることができ、とても良い学びとなりました。
最近プロダクトデザイナーに転身した自分としてはすごく勇気付けられる内容でした。特に「作ってみることは意思決定の後ではなく先にあるべき、プロトタイプは思考である、行き詰まってきたら、作ってみる、とりあえず描いてみる」というお話の部分が、今デザイナーとしてやっていることは間違いではないんだな、と少しほっとしました。
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2022 7/27
Light program
ユーザー調査における分析法入門 -現在を知り、未来を描く技術-
川原田 大地 サービスデザイナー
新規事業開発や既存事業改善のためのプロジェクト設計/実行など、サービスデザイナーとして幅広い領域のプロジェクトに携わった経験を持つ川原田が登壇。本プログラムは、ユーザー分析をテーマに(1)前提の整理(2)分析手法の紹介と選び方(3)計画と実践の3パートで構成。基礎的な考え方から実践に向けた手法まで、体系的にお話しました。プログラム後半では、架空インタビューの発話録から「KA法」と「価値マップ」の作成を体験できるワークも実施。得られた定性データからユーザーの価値を分析し、新規サービスや改善のアイデアを発想するまでの流れを具体的に解説しました。当日のチャットには参加者の皆さまから多くの質問やコメントが寄せられました。
参加者の声
ユーザー調査のそもそもの概念から実際のプロジェクトのケーススタディまで一通りご説明いただき、非常に参考になりました。特に調査手法のバリエーション紹介のみではなく、利用するシーンを分析観点とモデル化ステップのマトリクス図で解説いただいたのが非常にわかりやすく、今後自身の業務で活用できそうだと感じました。
ユーザー調査の分析手法の全体像をイメージすることができ、初学者の私にとって非常にありがたいプログラムでした。
取得した情報を体系立ててアイデアまで導いていく方法が学べたと感じています。
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2022 6/22
Light program
ビジョンでつなぐ社内報の企画・編集
荻野 史暁 エディター
社内報や会社案内、書籍など、幅広いメディアの編集を手がけてきた荻野が登壇。インナーブランディングを推進するための考え方を軸に、社員に楽しい気持ちで読んでもらえる社内報の企画・編集メソッドを、手法や実例を用いながらお話しました。当日は、プログラム内で紹介したワークシートを使って、企画方針を考えるワークを実施。ワーク後、荻野による実際の記入例を提示しながら解説することで、より実践に生かせるイメージを掴んでいただけたと思います。また、コアターゲットを絞りきれないというお悩みが寄せられましたが、1企画1つのコアターゲットを設定することで、より刺さる企画ができると回答し、読者の感情に寄り添った編集の大切さもお伝えしました。
参加者の声
お団子理論のお話や千と千尋のトンネルで考えるお話など、所々キャッチーに伝えてくださって、内容が胸にスッと入ってきた感じがしました。お話のされ方自体もコンテンツデザインの魅力がぎゅっと詰まっていて、とても感動しました!
「ターゲット」「態度変容」のような言葉は使わずに、やさしくかつシンプルな説明がとても良かったです。社内のコミュニケーションでつまづいた時も「この言い方なら通じるかも」というものがたくさんありました。
荻野さんのスライドの構成がかなり上手で、一回聞いただけでも内容がとても理解しやすかったです。社内報は知らない領域でしたが、近しい領域に私も踏み込めそうな気がする良いセミナーでした!荻野さんの社内報の読者もこのように何かやりたくなる気持ちに変化するのでしょうね。
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2022 5/25
Regular program
アートディレクションのススメ
青木 由季 コミュニケーションデザイナー/アートディレクター
鹿児島 藍 コミュニケーションデザイナー/アートディレクター
森 建二 コミュニケーションデザイナー/アートディレクター
さまざまなフィールドでアートディレクション経験をもつ3名が登壇。トップバッターの森からは、クライアントやプロジェクトチーム全体で合意形成をとりながらクリエイティブを導く方法。ビジュアル表現を得意とする鹿児島は、一貫したコンセプトに基づいた世界観づくりのプロセス。エディトリアルデザインを長く経験した青木は、情報構造を意識した誌面デザインと後輩デザイナーへのフィードバック方法など、それぞれが実例を元に語りました。質疑応答では、アートディレクターのセカンドキャリアについて話題が発展する場面も。参加者から「ビジュアルだけでないコアな部分へのかかわりをすることで、ADの働き方の幅を広げていけるのだなと思いました(一部省略)」といった声も寄せられ、アートディレクションの可能性が感じられるプログラムとなりました。
参加者の声
アートディレクターが広く深く、いろんな役割を担っているのだな、と参考になりました。知る機会の少ない戦略の部分から、実際の制作フローまで、聞きたかった話が満載でした!
2時間という時間で濃い内容をわかりやすい言葉で伝えていただき、とても理解しやすかったです。今日たくさん話してくださったなかでも、自分自身が最近後輩デザイナーと一緒に仕事をする機会が多くなってきたので、青木さんのフィードバックの伝え方を真似してみようと思います。
鹿児島さんの『ひらくデザイン』のブログ記事を読んで、お話を聞いてみたいと今回のセミナーを楽しみにしていました。しかし始まってみるとお三方ともお話が非常に分かりやすい。ここまでの知識を言語化・見える化・体系化されていることに終始「すごいな〜」と思いながら聞いていました。どのお話も今後のデザインに活かせるポイントが散りばめられていたのですが、最近紙からWEBへ転職した身としては、森さんのお話の中にヒントがたくさんありました。
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2022 4/27
Regular program
ワークショップファシリテーション再入門
赤羽 太郎 シニアサービスデザイナー
多数のプロジェクトリードを務めるサービスデザイナー赤羽が“納得感”のある実用的なワークショップ作りのコツをお伝えした本プログラム。自身が直面してきた「共創的にやろうとするとアジェンダ通り進まない」「声の大きい人が喋り続けてしまう」などのワークショップに起きがちな問題や失敗談の話には共感の声も寄せられました。転機となったGoogleGermanyのマウロ・レゴ氏とのイベントや、デザインスプリントの実践を通して得たナレッジをまとめ「メソッドやツールよりプログラム」「みんなで考えるけど作業は1人ずつ」など、実践的な工夫や心構えを次々に解説。受講者の抱える悩みや疑問についてもケースごとの対処法をお伝えし、密度の濃い時間となりました。
参加者の声
ワークショップではないですが「この会議って何が目的なんですか?」と参加者から疑問がでるような会議が社内で散見されるのですが、そのような質問が出た場合「What/Why/Howの3点セットの何かが欠けている」というお話が刺さりました。明日から改善できそうです。
ワークショップが苦手だったというところがとても親近感を覚えました。お話しの内容が、「そうそう!そうなんだよね〜」というものが多く、本当に興味深く拝聴しました。今後WSの設計も参考にできることが多かったので、チャレンジしてみたいと思います。また、ご参加された方々も同じ悩みを持たれているんだなと質問内容をみて思いました。とても有意義な時間でした!
20代からワークショップのファシリテーターをしておりますが、直近の課題としてワークショップに慣れていない人との温度差や、ワークの盛り上げ方(普段、自分自身のテンションで盛り上げてる一面があります)に解決策を見いだせないことがありました。今回の内容はその部分に対しての解となる点が多く、参加してよかったと感じました。
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2022 3/23
Light program
伝わるスライドデザイン術
里見 高章 アートディレクター
プレゼン用スライドのデザインを数多く手がけ、企業向けデザイン研修の講師としても実績があるアートディレクターの里見が登壇。「素早く伝わる」と「素早くつくる」をテーマに、PowerPointを使ったスライドデザインの考え方とコツをご紹介しました。 当日は、スライドデザインを進める前段階の企画・構成の考え方とプロセスから、PowerPointの画面を見ながら操作テクニックの実演まで披露。受講者の中には、ご自身の手元で一緒に操作しながら学習されたという方もいらっしゃいました。
参加者の声
PowerPointを使った実例が良かったです。わかりやすい説明で、デザイナーではない人でもどこを意識すればいいのかがわかると思いました。
使ったことの無い機能やフォント・色などの指摘もあって、有益でした。学生のプレゼン作成の指導の参考にさせて頂きます。ありがとうございました。
具体的なノウハウもあり、分かりやすかったです。 はじめに、いきなりパワポで作業をしないこと、が出てきたときドキッとしました。まさに私のことだなと。 PC上で作業したほうが早くできる気がしてましたが逆だったんですね。 今日のプログラム内容、少しずつ試してみようと思います。 ありがとうございました。
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2022 2/22
Bold program
実務視点でのデザイン経営
大﨑 優 取締役/デザインマネージャー
デザインマネージャーの大﨑は、大企業を中心にデザイン経営の推進を支援してきました。その経験を生かし、実務の視点から見えてきた「デザイン経営」について語った本プログラム。「デザイン経営」の基本理解・解釈やマインドセットについて明示した上で、実務視点での「デザイン経営」の論点を概観しながら解説。さらに「デザイン経営」実務での難点と対応まで話を掘り下げ、課題解決のヒントへ導きました。当日は、リアルタイムで参加者のみなさまから多くの質問が寄せられ、活気あふれる時間となりました。
参加者の声
素晴らしい内容でした。特に、組織としてのどのように運用すべきかオペレーションまでに落とし込まれており、「経営」としての視点からデザインが初めて語られていた資料・プレゼンだったと思っています。大変参考になりました。
デザイン経営を推進するにあたって、どんな課題や解決方法があるのか、よく理解できました。 全体像を把握できました。
改めてじっくりとデザイン思考/デザイン経営について学ぶことができ、理解が深まりました。自分の所属していない企業の経営にデザイン思考で寄与する、ということの価値や意義を感じるとともに、改めて深い知識量や判断力や分析などが求められるし、自身の成長のために何をすればよいかのヒントになりました。
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2022 1/26
Bold program
ビジネスを加速するためのウェブサイト運営戦略
加川 大志郎 プロデューサー/プロジェクトマネージャー
本プログラムでは、大規模サイト構築やグローバル企業/グループ企業のサイト群の統合管理・運営の体制構築などに従事する加川が、変革を推進するための実践的なアプローチについてお話ししました。
ビジネスにおけるウェブサイトの重要性が増すのに比例して、運営要件が高度化、複雑化する昨今。加川は、従来の「数年に一度、大規模なリニューアルを行う運営」から「作って終わりにせず、トレンドに合わせて定期的に見直す運営」への転換の必要性を説きました。ウェブサイト運営の課題を多重投資などのコスト面、セキュリティなどの法的リスクに大別し、それぞれに最適化するための解決策・実践法をステップに分けて解説。最後は「課題解決の実践には組織全体の理解と協力が不可欠。課題をお金とリスクに置き換えてインパクトを推定することが組織を動かす説得力になる」と締めくくりました。
参加者の声
登壇者お二人の掛け合いのテンポが良く90分間ずっと集中して視聴することができました。
サイトリニューアルを実質動かすのが自分一人で、一人で色々全部把握できてないのがもどかしく、相談できる人もいないので色々調べてました。今日のお話を聞いて、一人で全部わかるのは無理だし、専門の人に適切に外注できる程度にわかっていればいいという言葉に勇気づけられました。
最も印象に残ったのは、ウェブサイトを上手く管理運営している企業ばかりではないこと。また、共通プラットフォームを用意しても結局使用されないため、スモールステップのリニューアルが肝要であること。インナープロモーションでは結局はお金のお話が効くという点です。
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2021 12/15
Regular program
UXとUIのつなぎかた
石井 真奈 UXデザイナー
要件定義フェーズでどこまでUIを作り込むべきか判断しづらい、コンポーネントのバリエーションが増えてしまう…など、アプリケーションデザインでぶつかってしまうさまざまな課題をクリアにするため、試行錯誤を続けて辿り着いた、UXとUIをつなぐコンセントなりの「OOUXデザイン プロセス」。プロセスを明確に分割し、各タスクの内容・アウトプット・ゴールをしっかりと言語化して定義するなど、こうやったらよりうまく進められるかも? という学びをまとめ、共有させていただきました。アウトプットの品質を高めるために、業務プロセスや考え方からデザインしていくことの大切さも感じられるプログラムとなりました。
参加者の声
今まで私が取り組んで来たUXデザインプロセスを通したUIデザインの中で感じていた課題を、的確に言語化し解決できるプロセスに落とし込んでいて大変参考になりました。貴重なお話を聞けて良かったです。
UX設計のプロセスを現場に持っていくと抽象度が高いレイヤーの話はなかなかイメージが共有できなかったり、UI領域を期待されるがゆえに、ローファイレイヤーに時間を割けなかったりするジレンマを感じています。 現状のプロセスを理想のプロセスに近づけるよう、少しでも工夫して取り入れていこうと改めて思いました。
15年位前にシステムエンジニアをしていたときには開発するシステムは8割が失敗すると言われていた時代でした。今回話があったUXとUIがつながるプロセスが抜けているからだと思います。このプロセスをフレームに落とす事はとても重要だと感じています。
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2021 11/24
Regular program
可能性をひらくインクルーシブデザイン
佐野 実生 インクルーシブデザイナー
自分が苦手とすることを例に、マイノリティを自分ごととして考えてみるミニワークからスタートした本プログラム。インクルーシブデザインは「特定の人のための特別対応」ではありません。自分にとっての「当たり前」の外側に着目し「気づいていなかったことに気づく」ことは、ビジネスやものづくりなどさまざまな場面において可能性をひらく武器になります。本編では、佐野のこれまでの経験や、世の中の事例も取り上げながら、多様性に目を向けることがいかに新しい普遍的な価値を発見する手がかりになるかをわかりやすく解説しました。
参加者の声
「新しいアイデアは自分の当たり前の外に生まれる」という考え方は、今後も意識しながら業務にあたっていきたいと思いました。
ワークもあり、自分ごととして学ぶことができました。佐野さんのデザインを志した根っこから今につながっているお話が聞けてとても共感できました。
「知らないことすら知らない世界」を探索することで、これからの当たり前になる価値を先取りし、新しい価値を生み出す。とても共感できましたし、自身の取り組みにおけるヒントをも得ることができました。
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2021 10/27
Light program
ユーザーを知るためのインタビュー調査入門
川原田 大地 サービスデザイナー
インタビューの基礎知識や実践のコツを、調査経験の豊富な川原田が解説したプログラム。相手の本音や価値観を引き出すインタビューを行うためには、まず何を明らかにしたいのか目的を言語化すること、どんな質問をするか大まかな流れを事前に計画し、会話をしながらさらに深掘りしていく探索的な方法が有効であることをお話ししました。会話の実演や質問設計のサンプル例を交えた説明がわかりやすい、仕事にすぐに取り入れてみたいという声も多く、たくさんの方に実践のヒントを持ち帰っていただけたようでした。
参加者の声
実際のインタビューの現場でのリアルな経験やコツなどについてたくさんお伺いすることができ、非常に勉強になりました。今日学んだことを早速活かしたいと思います。
相手の内側を深く掘り下げていくために、何が目的で具体的に何をインタビューするのか明文化したり、インタビューのシナリオを作るなど、事前準備が大切であることを学びました。
とてもわかりやすかったですし、これまでのインタビューで「なんとなく考えていたが確信が持てない」という所をとてもスッキリと説明していただけたと思いました。
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2021 9/28
Bold program
2020年代のデザインとは? Design by Peopleの時代へ
長谷川 敦士 代表取締役社長/インフォメーションアーキテクト
コンセント代表の長谷川が、日々実践しながら肌で感じている、デザインを取り巻く環境の変化、これからの在り方についてお話ししました。課題が定義できず、なにが正解なのか判断することもできない「厄介な問題」に直面する現代において、「とりあえず」試作をつくって観察したり試したりしながら考えて仮説や洞察を得るという、デザイナーが当たり前にやってきた「態度」がより重要であること、これからはそうした態度をみんなが身につけ、組織で、地域で、それぞれが実践する「Design by People」の時代になっていくという未来を、様々なトピックを取り上げながら語りました。本スクールのメッセージである「誰もがデザインを実践できる世の中に」を伝えるオープニングプログラムをお届けしましたがいかがでしたか。受講してくださった方々にとって、これからのデザインについて考えるきっかけになっていれば幸いです。
参加者の声
デザインを取り巻く環境やデザイナーに求められる役割が、時代の中でどのように変化してきたかを改めて意識でき、そしてこれから先、実践していかないといけないことが少し照らされたような気持ちです。時代の不確実性をネガティブに捉えず、それを大いに受け止めてスキルアップしていければと感じました。
デザインはデザイナーだけが請け負っていくものではなくて、社会のいろいろな方が一緒に考えていくべきものだということが、とても印象に残りました。自分にとってのデザインの定義が変わったような気がしました。
2030年にむけて、われわれがデザインに対する考え方をどのようにアップデートしていけば良いのか、入り口を学ぶことができました。ご紹介いただいた「Designs for the Pluriverse」はぜひ読んでみたいです。
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2021 6/30
Bold program
柔軟なプロジェクト デザインのコツ
小橋 真哉 サービスデザイナー
要件、コスト、期間、チーム体制、コミュニケーション方法…さまざまな要素が絡み合うプロジェクト設計において、「計画性」と「柔軟性」の最適なミキシングのバランスを見極めることが重要と語った小橋。ウォーターフォール、アジャイルなどの型を抑えつつも、案件はケースバイケースであるからこそ、常に最適解を考え、チーム全員でプロジェクト「も」デザインするという考え方をお伝えしました。
参加者の声
ケースバイケースになりがちなプロジェクト管理・設計の分野で、様々な考え方や方法を知ることができ、引き出しの幅が広がりました。質疑応答だけではなく、事例を設定しながらディスカッションできる場があると、より理解が深まり、自分の今後に活かせそうだと感じました。
とても分かりやすかったです。抽象的な話と具体的な話、両面から「計画性」と「柔軟性」をコントロールする重要性について理解を深めることができました。
プロジェクトマネージャーは大変…という印象を正直持っていましたが、このプログラムで認識が変わりました。プロジェクトを設計し、成功に向かって進める醍醐味を感じることができました。
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2021 6/23
Regular program
ターゲットの心を動かす コンテンツ戦略
小田 恭子 コンテンツディレクター
つくる過程や思考をフレームワークに落とし込み、これまでに小田が手がけた実際の事例を通して、コンテンツ戦略の立て方、魅力的なコンテンツの作り方についてご説明したプログラム。ワークシートを使った実践的な内容はもちろん、「面白い!と思えるちょっぴりの主観」がコンテンツの隠し味になる、作り手自身がコンテンツづくりを楽しまないと、人が楽しめるものをつくれないという言葉に、多くの方の共感をいただきました。
参加者の声
フレームワークだけでなく、どんなことを考えながら進めていくか、具体的な事例とともにお話聞けたのが良かったです。どんなコンテンツがターゲットに刺さるか? 提案にかたよりがないか? などリアルな思考を知ることができ、自分ごととして想像しやすかったです。
資料も話もとても分かりやすかったです。自分なりの主観を入れる・コンテンツを作る側が楽しむことが大切というのは、確かにその通りで、制作側みんなに言えることだと思います。常に心がけたいです。
自分が仕事をするにおいて習慣化している、視点や考え方を違った目線で見直すきっかけとなるような気がしています。フレームワークを試してみたいし、もっと仕事を楽しめたらと思います。
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トライアル
2021 6/16
Light program
これからはじめる ウェブデザイン
見野 伸太郎 アートディレクター/デザイナー
ウェブデザインの基礎知識、提案までの過程、技術の変化やトレンドなど。ユーザーにとって「使える」企業の伝えたいことが「伝わる」ウェブサイトを作るために、見野が長年の経験で得てきた知見をじっくりお話ししたプログラム。個人で完結することが出来ないからこそルールを作り、意思を伝え、チームで協働することの大切さにも触れました。デザイナーはもちろん他の職域の方にも、多くの気づきが得られる時間となりました。
参加者の声
ウェブデザインへ漠然とした苦手意識があり、挑戦しようにもどこから勉強に手をつけたら良いのか…という状態だったのですが、今回基礎的な部分から丁寧にお話頂けたので、把握している部分とさらに知りたい部分がクリアになり参加して良かったなと思いました。
コンセントのコーポレートサイトリニューアルのお話は興味深かったです。コンセプトの考え方、ユーザー視点で考える姿勢は、日々の業務でも活かしていきたいと思います。
「これからはじめる」というネーミングでもっと「さらっと」したイメージで受講しましたが、本質的な内容でで勉強になりました。
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